「これまでの人生でお化けに類するものを見たことはありますか?または不思議な経験とかあったら聞きたいです。また、こういったものに関してどのようなスタンスでいるか教えてもらえたら嬉しいです。」
妖精さんなら見たことあるよ!
お化けを見たことはありませんが、そういう現場に居合わせたことなら何度かあります。
「あ、ほんまにおるねんな!」としみじみ実感したのは、スタジオで芝居の本番中にお化けが出たことかなあ。
私はスタジオの上の調整室(音や照明やVTRを出すための部屋)と呼ばれるところで照明スタッフをやっていたんですが、突然、セットの扉がバターンと倒れてしまったのです。
「うわ!」「大丈夫かな」「続行するん?」「誰も当ってない」「暗転まで役者に任せよう」等言葉が飛び交う中、照明卓のとなりの音響さんが低ーい声で「……あー。」と言ったんですよ。
役者が芝居を続行し暗転した後、自分の役が終わった子が調整室に上がってきて、いのいちに音響さんに「やらかしたな!」といいました。
その役者さんと音響さんは霊感の強い人らしくって、二人曰く「本番前位にフラフラ現れたバケラッタが、自分の存在をアピりたくてやった!」のだそうです。
見た二人はスタジオの下にいた人と上にいた人ですし、口を合わせてなんか得があるわけでもないので、ほんまに同じものを見てたんやなと。……おるねんな、と。
でですね、こういったものに関してどのようなスタンスでいるか、なのですが、もうね!おりますよ!絶対。だって世界各国どこに行ってもお化けの話ってあるじゃないですか。
私たちとは違う次元の何者かなのか、死後のなにがしなのか、のちのち科学で解明されるものなのかそういうのを超越したものなのかわかりませんが、聞くところによるといいお化けもいれば悪いお化けもいるらしいです。人間と一緒ですね。
どうせなら仲良くしたいものです。
※この記事はTHEINTERVIEWS
津島輝子「右と左が分からなない若輩者でございますが」
http://theinterviews.jp/teruruより転載しました。