保育所お昼寝布団カバーは市販の大人用をリサイズすれば手縫いで作れる

ミシン。ミシンなー……。うちにはミシンがありません。
実家に母の業務用ミシンが3台ほどあるんですが少し踏むと爆速で進むので無理。
むかし母が業務用ミシンで手を縫ったのを見たことがあって、密かにトラウマなんだよな……。

かといって買って置く場所もないし……できればこのままミシンを買わずに子育てを乗り切りたい!

最近ユザワヤがレンタルミシンサービスを始めたので、どうしてもという機会がきたらそれでいいかな。
都会なら、ミシンカフェという選択もありますね。ミシンが苦手でも店員さんに助けてもらえるらしい。

いやあ、娘が使っている保育所のお布団カバーが毎週の洗濯に耐えかねて色落ちでう~っすらしてきたんですよね。新調したぁい。
某松屋さんのカバーね、手頃な価格てほんと助かるんだけど、めっちゃ毛玉になる。色落ち早い。
それで、ネット通販で子供用布団カバーを探したんですが、なんか、柄が……柄が……。
なんだその微妙なドットは。どうしてハートを散らすか。スカスカの星柄か。

いや、わかるよ。安いというのはそういうことだな。
保育所ようだから別にええねんけど……いやしかしもうちょっとどうにかならんか。

手作りは素敵だけど、布を買いに行くだけで半日仕事になってしまう。
私はいま、つわりと日々の家事と仕事でいっぱいいっぱいなので、できれば楽したい。

大人用布団カバーなら量販店に溢れていて選び放題なのになあ……。
あれっ?ていうか大人用布団カバーをリメイクすれば、手縫い1辺~2辺で子ども用布団カバーが作れるのでは……?

それ、やってみましょう。

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大人用既製品布団カバーを買ってくる

ざっと調べたところ、子ども用お昼寝用布団のサイズは約70cm×120cm。
メーカーによって誤差があるようです。

参考までに、アカチャンホンポのお昼寝布団7点セットのサイズは
敷布団67×120cm 敷布団カバー69×122cm(布団のサイズ+2cm)
掛け布団79×109cm 掛け布団カバー80×110cm(布団のサイズ+1cm)

他方、大人用布団カバーのサイズは
敷布団 シングルカバー 105×215cm セミダブル125×215cm(布団のサイズ+5cmらしいです)
掛け布団 シングルカバー 150×210cm セミダブル170×210cm(掛け布団カバーは布団のサイズと同じ)

ははあ。掛け布団セミダブルのカバーひとつ(170×210cm)で子ども用の掛敷両方いかれへんかな~思たけど、10cmほど足らへんのやな。残念。
(お昼寝用敷き布団カバー長辺109cm+掛け布団カバー長辺110cm=219cm)

ということは、大人用の布団カバー3点セットを買ってきて、敷き布団カバー、掛け布団カバー、それぞれ2辺を切って縫うのが良さそう

裁縫道具セットと『裁縫上手』という布用強力接着剤を用意してください。
手縫い部分の補強、ほつれ防止に使います。
手芸店、ホームセンター、ロフト、ハンズなどに売っています。
ときどきコンビニやスーパーの2F衣料品売り場にも置いてあるのを見かけます。

なお、『裁縫上手』はめっちゃ便利なんですけど、存外洗濯に弱いです。
手縫いなし、ボンドのみで作れたら夢のようなんですが、実際は厳しいと思います。たぶん洗濯数回で崩壊する。

コニシ ボンド 裁ほう上手 45g
価格:565円 税込、送料別 2018/11/9時点 変動の可能性あり
 

裁断し、裏返して縫う

手縫い部分の縫い代を設けるために、本来の布団カバープラス1cmでサイズを測ります。
チャコペンで線をひく、もしくはところどころ印をしてアイロンであとをつけるなどしてガイドラインを設けてください。
(画像は敷布団カバー69×122cm、掛け布団カバー80×110cmを想定して書いています)

布団カバーのチャックを閉めた状態で裁断します。

裁断できたらカバーを裏返し、端っこを揃えて縫ってゆきます。
ていねいにやりたい場合は予めまち針を打ってください。
まち針がなければマスキングテープでところどころ止めればOK!

縫い方は『並縫い(みんなが想像する一番簡単な縫い方。裏、表、裏、表と同じ針目で直線に縫う)』で大丈夫です。
端から7mmくらいの位置が縫いやすいのではないかと思います。
(画像はちょっと事情があって端から5mmくらいの位置を縫っていますが……)

私は今回3mm間隔の並縫いを施しました。
あんまり目が細かいとしんどいのでな……。
ボンド補強するんやから粗目でもいけるいける!
5mm~7mmくらいのざっくり縫いでもおそらく問題ないと思います。
(逆に、『裁縫上手』不使用、手縫いのみで作りたい場合はできるだけ目を細かくしたほうがいいです。)

一応補強として『返し縫い(数センチ内側から外に向かって縫い、進行方向に折り返して縫ってゆく)』で縫いはじめます。

多少雑でも誰も死にません。

縫い終わりの数センチ部分も返し縫いします。
玉止めでエンド。

ロックミシンの代わりに『裁縫上手』で補強する

縫い代の上布と下布の間に『裁縫上手』をうっすらと塗って閉じてゆきます。

多少雑でも誰も死にません。
でもチャックの部分は少ししっかり塗って閉じます。

裁ほう上手を塗って閉じた縫い代にアイロンがけを施し、より強力にくっつけます。
チャックを開けて、裏返したらできあがり!

手縫いだとどうしてもミシンより粗縫いになりますが、表から見てもご覧の通り。なんら問題なさそうです。

やあ、ほんと、布買ってきてイチから手作りも素敵なんですけどね……。
余裕のないときや苦手な分野については楽をして、そのぶん子供とお散歩したり、絵本を読んだりする時間を作る。そういう判断もむっちゃ素敵やと思います。
そもそも「楽」は別に「悪」じゃないしな。

ところで、この記事の画像は105×158cmというイレギュラーサイズの羽毛布団2枚のカバーを作るために、大人用掛け布団カバーセミダブル170×210cmをリメイクしたものです。
105cm×2枚=210cmなので縫い代を設けられず1cmほど小さいサイズに作らざるを得なかったのですが、お布団を詰めてみたら特に問題ありませんでした。

作成にかかった時間は2枚2時間弱です。
正味な話、「めんどいな~どないしよ~」思てモダモダしてる時間のほうが長かったな。

あ、そうそう!
ファスナーの切りっぱなし部分に、全く別のどうでもいい鞄のファスナーを解体して調達したスライダーを通したら普通に機能しました。
ヤッター!!!

**2019年2月22日追記**
この方法で娘用にこしらえた布団カバーですが、1年間、毎週ガンガン洗濯機で洗って酷使しても大丈夫でした!

大人用カバーをリメイクするならニトリが安くて柄が無難。

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