このお部屋に越してきたとき、唯一の気がかりがキッチンの狭さでした。
マンションが建った頃に流行の間取りだったのでしょうか。一応カウンターキッチンになっています。
リビングとの一体感があるし、配膳しやすいのはありがたい。
しかしこれまで住んだ物件にあったステンレス製の吊り棚が無いし、作業スペースは横幅45cm。シンクも55cmと小さめ。
工夫と慣れでなんとかなるだろう。なんとかやっていきまっしょい! と、暮らして3年。
今ではどうにかこうにか、狭小キッチンで4人分の食事をこしらえております。
これまで『賃貸 キッチン DIY 収納』と検索をかけて、
「圧倒的オシャレ! みんなしゅごい! 普通のキッチンを参考にしたいのですが……」
と、涙目になることたびたびでしたので、”人の名前を聞くときはまず自分から”の精神で現状を晒してゆこうと思います。
まじで……ふつうのキッチンを見せて……!!
はいまずこれ全体ね。スマホでパノラマ撮影したので画質が荒いな。
通路部分は1mほどです。つまりワゴンも置けない。
離乳食とか私のお昼ご飯のトマトジュースとか栄養ドリンクの空瓶が出たままですね。
気にしない。このくらいのゆるさでやっていきたいと思います。
収納がないなら作るしかない
ホームセンターで買ってきたつっぱり棚を設置しています。
食材やお皿などをぱっと置ける。
突っ張り棚のサイドに、洗ったお箸などを立てるコーナーを設置しています。
この位置なら水滴がシンクに落ちてくれるってぇ寸法だぁ。
軽量フライパン、鍋、蓋の類は100円均一で入手した耐重量2kgの吸盤フックに掛けています。
ときどき壁を拭いて吸盤をつけ直しているので重量に耐えかねて落ちるということは無いです。
余談ですが、この和平フレイズ(レミパンを作っている会社)の軽量マーブルフライパン。
まじで食材が滑り続けるのでおすすめです。オムライスや焼きそばが楽に作れます。
2018年にtwitterでもバズっていました。
S字フックは神アイテム
所々にS字フックをつけています。
一番手前は洗ったザルやターナーなどを掛けるのに使っています。水滴はシンクに落ちる。
お魚の処理をしているときはゴミ袋をかけたりも。
小さな計量カップもS字フックにかけてあります。パッと取れて便利。
一番でかい鍋の蓋に被っていて見にくいんですが、一番奥(コンロ側)についているS字フックは、調理中ちょっとターナーを掛けたりするのに使います。
水滴や油がフライパンに落ちる位置になっています。
100均でフレキシブルな突っ張り棚が作れる
シンク側。画像中央の白い棚は100均に売っているもので作りました。
突っ張り棒(長め200円)2本を縦に突っ張って、結束バンドでワイヤーネットを4箇所固定。
あとは必要なフックやワイヤー籠を設置して完成です。
案外丈夫。大阪北部地震でもびくともしませんでした。
最上部はミルクウオーマーや簡易バーナーなど時々しか使わないものを収納。
中央あたりはよく使う調味料をIKEAの瓶に入れています。
2連フックはピーラー、キッチンバサミ、スポンジブラシの定位置となっています。
最下段の少し大きめのワイヤー籠は洗い終えたお皿の水切り籠として使っています。
朝食の洗い物や2人分のお昼の洗い物くらいならこのスペースで事足りる。
まな板は奇跡のバランスで水切りカゴの僅かな出っ張りにもたれ掛かっています。
大きな水切り籠は換気扇の上に乗せてあり、夕食後など必要な時だけ出すようにしています。
……食洗機欲しいなー。
蛇口の隣に写っているボトル類は、オレンジオイル系の台所クリーナー、アルコールスプレー、重曹の粉。
ラップ&ペーパーホルダー、洗剤スポンジホルダー、タオルホルダーはホームセンターや雑貨屋で購入したものです。
この手の収納ツールは山崎実業さんのものがスタイリッシュでいいですね。
コンロ・シンク下
コンロ下は調味料のボトルや使用頻度の低いスパイス、乾麺などを収納しています。
コの字ラックで収納力アップ。トマトジュースのダンボールで整頓しております。
うちはトマトジュース箱買いしているので、新しいダンボールが空いたらときどき入れ替えてます。
扉の裏に100均で買った5連フックを取り付け、キッチンツールをかけてあります。
製品そのものに付属している粘着シールを使うとビッタリくっついて剥がれなくなるので、3Mの引っ張れば剥がれる両面テープで固定しています。
これで退去時の現状復帰も楽々。
扉を閉めた時にガッチャンガッチャン言わないよう、100均で買った申し訳程度にフカフカしたシートを貼ってあります。こちらも3Mのテープで固定。
シンク下はフライパンや鍋などの収納場所となっています。
中に設置してある棚はシンク下専用の棚製品です。
排水トラップを避けられる仕組みになっています。
ホームセンターに売っていました。
扉裏に100均のフックを3Mの引っ張れば剥がれる例のやつで固定。
フライパンの蓋やタニタの電子はかりを掛けています。
食器棚
キッチン背面には、冷蔵庫と食器棚が並んでいます。
食器棚の中央部、トースターと炊飯器の後ろにも100均突っ張り棚を作ってあります。
あの~、収納術で突っ張り棒を横に渡してなんやかんやする方法がありますが、あれは外れやすくてストレスに繋がるので個人的にはおすすめしません。
うちで突っ張り棒を横に渡してあるところと言うと、食器棚の上のカフェカーテンくらいかな。
カフェカーテンの向こうには梅酒の瓶や、ふきん、かき氷機などが置いてあります。
あと、引き出しにお菓子を置いておくと子どもに見つかってしまうので、上へ上へと逃げてゆく形で今では食器棚の上に収まっています。
あとはもうめちゃくちゃ普通です。
100均のカゴやディッシュラックで仕切りをしているところがあったり、コの字ラックで底上げして収納力を上げているところがある、くらい。
ああ、あと、写真では確認しづらいのですが全ての棚に滑り止めのマットを敷いています。
地震対策です。
以上。
こうやって全部写真に撮ってみると、取っ手の取れる鍋フライパンとか使用頻度の低いものはもう少し減らしてもいいかな~など反省するところもありますが、ぼちぼち減らしたり増やしたり、もう少し工夫の余地がないか探ってゆきたいと思います。