くるり「ばらの花」

くるり「ばらの花」リリース当初、高校生の頃。
「最終バス乗り過ごしてもう君に会えない」っていうから、
“ばらの花”は踏み込めないまま終わった失恋の歌なのだと思っていた。

冒頭で飲み干した気の抜けたジンジャーエールは、
歌の最後の「ジンジャーエール買って飲んだこんな味だったっけな」の残りで、
踏み込めない日々は延々と続いてゆくのだと気付いた時、すごくハッとした。

丁度、大学生になって、相手と自分との距離を測って恋愛をするようになった頃の事だった。