こわい話

怪奇現象、というとそれだけで非常に怖がる方がいますよね。
しかし怪奇というのは、我々のすぐそばにあるんですよ。

アタシ、今朝は7時に起床して、布団のシーツを洗濯したんですね。
ピッと洗濯機のボタンを押して、ピッピとやって蓋を閉めて。
洗面台を離れて、それからそうだなぁ、30分位が経過した。

アタシは「夕飯の仕込みでもしておくか~」と思い立ち、
キッチンでキャベツをトントントン、トントントン、と
切っておったんですが、よーく耳を澄ますと、なんだか別の音が聞こえる。

洗濯機が設置されている洗面所の方。
背中の方から、ゴロゴロゴロー、ゴロゴロゴロー、と、なにやら異音がするんです。

あれ、おかしいなー、イヤだなーと思いましてね。
手に持っていた包丁をそっと置いて、手を濯ぎ、洗面所に向かおうとしたら
洗濯機が突然! 「ピロピロ~!」と、また別の音を立てる!!
あたし、すぐにピーンときたんだ。これは洗濯終了のメロディーだってね。

それにしてもさっきの異音。
なんだったのかなー、怖いなー怖いなーと思いながら、
アタシはそーっと洗濯機に近づき、蓋を開けてみた。
そこにはなんと! 洗濯機の中にあるはずのないものがあった。
……アタシの携帯電話があったんです。

うああぁああ!!! と思った!!
恐怖なんだけど目が開いたまま体が動かない!!
どうすればいいんだろう、と誰かに尋ねたくても、
携帯電話は小一時間ガッツリ洗濯機で回され水気を帯びたまま
手の中にあるんで、連絡できないんです。

……こんな事って、本当にあるんですね。

そういうわけで現在津島輝子(ボギー)の携帯電話は
シリカゲルとともにジップロックに密封されております。
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