2017年12月子どもの成長記録。今日は大晦日-1歳7ヶ月

1歳7ヶ月。
夏頃から自分でやりたいという気持ちがむくむくと育っている。

自分で服を着たい、自分で靴を履きたい、大人と同じお皿から食べたい、お母さんやお父さんと同じことをしたい。

はじめのうちは気持ちが先走るばかりで実際はできないことばかりだったが、空いたお皿を洗い場に下げるのは簡単と気づいてから率先してやってくれるようになった。
大人と同じように複数のお皿を重ねて持ち運ぶのでヒヤヒヤするけど、失敗してもいいからできるだけ本人のやる気の赴くままにやらせて、本人が納得いかなかったときは慰め、うまく行って満足顔のときは褒めちぎっている。幸い今のところ割れたお皿はない。

洗濯物を運ぶのも自主的に手伝ってくれる。
教えていないのにタオル類は脱衣所へ、衣類は衣装ケースの元へと持って行くので、細かいところまで観察しているんだなあと感心する。

一方、服や靴をひとりで着られるようになる日はまだまだ遠そう。
たまにズボンを上手く履けそうな瞬間があるんだけど、ひとつの穴に二本の足が入っちゃっている。

猫が大好き。ハーフバースデー(生後6ヶ月)の記念にプレゼントした黒猫のぬいぐるみのムームを大事そうに抱えてなでなでしている。いないいないばあをして遊んでいることもある。
お外で出会うノラ猫ちゃんも大好き。姿を見つけると「ニャンニャ!」と教えてくれる。ただし、「どこどこ?」と目をやっても何もいないことが半分である。……一体何が見えているのか。

ああ、そういえばいつの間にか「外で出会う猫こそが“猫”である」「猫は優しく触らなくてはならない」「絵本の中の猫やムームはそれを模したものである。若干雑に扱っても許される」「猫は可愛いので抱きしめて撫でてあげたい」という、猫の概念を理解しているな……。

親の教育や保育所など環境による要因ももちろんあるだろうけど、想像していた以上に“本人の資質”が成長に現れるんだなあと感じる。

親を含め、周りがその子のためにしてやれることなんてほんの少しだ。

病床の母が、3人の子どもを成人させておきながら「まだなんにもしてあげられていないのに」と言っていたのを思い出す。
たくさん与えてあげたいなんて、親の奢りなんだろう。たぶん。

何が正解かなんてわからないまま、それなりの日々を重ね、気がつけば2016年が終わろうとしている。
それでも歌って踊って伸びやかに過ごす我が子を見ていると、これでいいのかな、と許された気持ちになる。(実際はどうかわからんけど)

2017年もつつがなく暮らしてゆけたらいいな。
一瞬一瞬はせいいっぱいでも、振り返った時に「及第点でしょ」と言えるあたりを目指したい。

きっと今年と同じく一瞬で過ぎ去ってしまうのであろう2017年に思いを馳せ、年の変わり目を待てぬくたくたの体をお布団に沈め夫とおやすみの挨拶を交わす。

2016年は家庭より外に広がりを持てなかったのが反省点だなあ。だから年の暮れくらいはちゃんと挨拶したい。
どなた様も、良い年をお迎えくださいませ。