前向き

いまだに、あの時こうしていれば、こうしていればと、思うことがある。
人が関わるとなおのこと。
去年の春、一回生の後輩が自ら命を絶った。
何が出来たろうかと考えても、私と彼の関わりはささやかすぎて、思いつかないんだけど、夏の制作コンペに向けて作品作ろうねと話したら乗り気だったのに叶わなかったことが、いつまでも胸に引っかかってる。

中学生の時の彼は、別れてうんと経ってから、私の知らないところで亡くなった。
数年経って知った私はやはり何もできなくて。

無力だなあ。無力さを認めていかなくちゃならないのか。自己肯定とはそういうことか。
辛いという字は一本足したら「幸」という字になるけど、私は幸せになれるだろうか。もう幸せなのだろうか。
前を見よう。前を。