1歳11ヶ月で完全断乳。無事成功したので経緯を書きます

今世紀最大のどうでもいい情報を垂れ流しますが、いまわたしの乳首がアンパンマンです。
1歳半で断乳に挫折し、このたび2度めの断乳決行。
一度目のときは納得がいかずウオンウオン泣いた娘でしたが、今回は本人の成長もあり、まあまあスムーズに断乳が完了しました。

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これまでの断乳経緯

うちは夜泣きの酷さから生後9ヶ月で夜間断乳しております。
その時の走り書きは下記リンク。
生後9ヶ月、夜間断乳その後

夜間断乳決行後の一週間はスヌーズ機能かよってくらい5分おきに泣いて泣いて、夫婦ともに睡眠不足で地獄絵図でしたが、10日後には夜通しスヤスヤ眠ってくれる子になりました。

その後、4月(生後11ヶ月)に保育所入所。
以降は日中の授乳も調整。
・朝起きてすぐ(朝5~6時頃)
・保育所から帰ってきたタイミング(午後5時頃)
の1日2回の授乳に収めました。

ご飯前に授乳すると普通食が進まなくなる、という話もあるので、その子その子にあった方法を探してほしいなと思います。
うちの娘の場合は、食前に授乳をしても問題なくご飯を食べていたこと、他所の子よりも甘えんぼう寂しがり屋のため、安心感につながれば、と、このスタイルに収まりました。

そして12月。1歳半で断乳に挑戦するも、挫折!!
断乳日の1ヶ月前から娘といっしょにカレンダーを眺め、1日ずつ印をつけて「この日になったらおっぱいばいばいだよ~」と言い聞かせて断乳に入ったんだけどなぁ~!だめでした!

断乳は決めたらやりきるのが大事と言いますが、おっぱいだいすき娘はハイパーグズりマシーンと化し、ご飯を完全拒否。
冬という季節柄も相まって大風邪を拾い、高熱を出してぐったり。私も感染ってぐったり。
繁忙期の夫からはフォローを得られず、「これは……今じゃないでしょ!」と、ものの2日で授乳を再開しました。

冬は……ちょっと断乳に向かないかもしれないですね。
母乳やめるのも体温が低下するのも免疫力が落ちるので。
そして夫婦で相談の結果、夫の仕事が閑散期となる春先に再チャレンジしよう、と話がまとまりました。

今回の断乳作戦内約

・1ヶ月間カレンダーに印をつけていっしょにカウント
・ポジティブな言い聞かせ
・断乳後1週間は夫が早く帰宅して娘をお風呂に入れる
(実際は残業で私がお風呂に入れた日が2日間ありました)
・おっぱいにバンドエイドを貼り、乳首を隠す
(泣いたのでバンドエイドにアンパンマンを描きました)
・これまでのパターン、保育所から帰宅→授乳→ご飯→お母さんとお風呂をぶち壊す
・パイパイ、バイバイだね!

断乳下準備

前回同様、断乳1ヶ月前から毎日カレンダーに印をつけて見せ、カウントしてゆきました。
合言葉は「桜が咲いたらおっぱいバイバイ」。
住まいの外に大きな桜の木があるので、木を眺めながら
「桜が咲いたらおねえさんになるんだよ。保育所もクラスが上がるよ。おっぱいさよならだよ~」と、毎日言い聞かせました。

外出して娘のテンションの上がった日など、授乳をスルーできそうな日は乳を欲しがる前に牛乳を勧めたりご飯を食べさせたりして、それとなく授乳の機会を減らしてゆきました。
ご飯で満たされてしまえばおっぱいのことは忘れて完全スルーできる日もあったし、ご飯の後に手をグーパーするベビーサインで「ぱい~」と訴え、涙目になることも。
本人が思い出して乳をほしがる日は、たしなめることなくおっぱいをあげました。

そして4月1日。例年よりほんの早く桜が咲き始めました。
「桜咲いたね!テク子ちゃん、大きくなったね~。お姉ちゃんだね!」
「おっぱいは赤ちゃんが飲むものだよ。テク子ちゃんはもうおっぱいがなくても大丈夫よ」
「おっぱい、バイバイしようね。そしたらお父さんお母さんと美味しいご飯をいっぱい食べよう!」
と、成長を喜び、抱きしめながら、楽しいことだという意識を持って声掛けをしました。

そして断乳決行

お乳を吸う我が子の姿って本当に愛しいんですよね。
わたし、離乳食をはじめたとき、「離乳」の字の切なさに泣きましたもん。
(単に精神が参っていただけかもしれない)

本当は私自身が納得するために「これが最後だよ~」と子に言い聞かせる”最後の授乳”をやりたかったのですが、できませんでした。
日曜日、お出かけをしてテンションが上った娘は、帰宅後授乳なしに夕飯を食べ始めました。
「本人がおっぱいのことを忘れているようだし、このまま断乳しちゃおうか」と、夫と相槌をうち、私は乳首にバンドエイドを貼りました。

ごちそうさまをして、娘がお腹いっぱいのタイミングを狙って封印されしおっぱいを見せました。

「テク子ちゃん、ご飯いっぱい食べられて偉かったね~!桜も咲いたし、おっぱいバイバイだね!」
娘、おっぱいがない、ない!と、号泣。

かなりテンパっています。
これは……アカンか?と思い、慌ててマッキーでバンドエイドにアンパンマンの絵を描きました。

「ほら、勇気100倍、アンパンマン!」
「ウワアー!(泣)」
やっぱりアカンか?

「ウワアー!ヒックヒック……アンパンマン……」
まじか!!5分で泣き止んだぞ!
ありがとうアンパンマン!!!

翌日からは『保育所から帰宅→授乳→ご飯→お風呂』という流れだった生活リズムを積極的に打ち砕いてゆきます。
夫は一週間定時上がりを心がけると約束してくれました。
私と娘とでお風呂に入るとどうしてもおっぱいが娘の視界をチラつくので、極力お父さんとお風呂に入ってもらおう、という寸法です。

私も通常より急いで仕事を切り上げ、保育所へお迎えにゆく前に娘の大好きな牛乳と夕飯をテーブルに並べておきます。
「ただいま」の後はすぐに「あ!牛乳あるね!牛乳飲もっか! ご飯も食べよう~」と、夕飯を促し、おっぱいを欲しがるすきを与えずお腹を満たします。

夫が娘をお風呂に入れ、そのあとは、娘の大好きなアンパンマンの録画を流して親もハイテンションに踊って歌っておっぱいを意識させないようにします。
どうでもいい情報その2ですが、夫はお風呂で娘に再三乳首をプッシュされ「フワーオ❤」と弄ばれた模様。

断乳して3日目。
時折、娘はカヒミ・カリィばりのウィスパーボイスで「おっぱい…」と囁いて乳を狙ってる様子でしたが、おっぱいを吸う生活とはさよならなんだ、と自覚があるように見えました。
癇癪を起こして叩いたりも、ほとんどなかった。
……いや、すこしはキレて叩かれたけど。
まあイヤイヤ期はこんなもんだよ……。

そして一週間。
抱っこをすれば私の服をめくって乳をまさぐる娘。
あるときは「ない……」「アンパンマン……」と短く泣いたり、またあるときは「あ!アンパンマン」と喜んで乳をぺちぺちと叩いて遊んだり。
でもまあ泣いても10分てところだったかな。偉いもんだよ。

そういや夫の帰宅が遅くなって結局私が娘をお風呂に入れた日があったのですが、その時ばかりは「おぱい、ない、ない」と大号泣していました。
お風呂を上がってアンパンマンをかけてもずっと泣いてた。
スポンジのおもちゃで気をそらすと一瞬はドゥフフアヒャヒャと笑ってくれたけど、すぐに我に返っておパイが無い圧倒的悲しみにくれていました……。
見ていてこちらも切なかった。

断乳7日目以降は夫が帰宅せんので私と娘の二人でお風呂です。私の乳に貼られたバンドエイドを見るたび、「はっ、そうだおっぱいはもうないんだった!」というような顔をする娘。
乳を見ても泣かずに「アンパンマン!」「おパイ、アンパンマンね~」と喜ぶようになったのは、断乳から10日目のことでした。

いつまでも乳首にバンドエイドを貼っとるわけにいきませんで、断乳して2週間経ってからは貼るのを辞めたのですが、娘は時折私の服をめくり、乳首(通常)を見ても、「フフ、アンパンマン!」と喜んでいます。
時折、乳の両サイドを小さな手で掴んでびろーんと引っ張り「カレ~パンマ~ン」と言って遊んでいます。
愛しそうにうっとり眺めたり、触ったり、すりすりして、満足感を得る姿はさながら初恋の相手の写真を眺めるかのよう。

いやもう、私のほうが驚いています。
この変化……マジかよ……あのおっぱい星人が……。
ホンマに本人の中で折り合いがついたんやな!!!

これも大事だ断乳時のおっぱいのケアについて

断乳前の時点で本気の授乳ではなく精神安定のための軽い乳吸いになっていましたので、私の場合はとにかくおっぱいが張っていたくてたまらない!ということはありませんでした。
それなりにゴリゴリと岩のようにはなったし、かんしゃくを起こした娘に叩かれたりすると痛かったけど、耐えられる程度。

お乳を作る習慣を止めるために、1週間はおっぱいを放置。
張っているところを、出しきらない程度におにぎり絞り。
(黄色い汁がシャワーのように出ました)

4日後、また張っているものを出しきらない程度に絞る。

10日後、思い出したかのように絞る。

もうこの頃には張ることもありませんでしたが、出し切っておかないと乳房内で作られた母乳の水分だけが体内に吸収され脂肪分がしこりになって差し支えると聞いたので、透明になってくるまでは10日程度おきに、思い出したかのように絞る習慣を続けています。

~2017年5月24日追記~
1ヶ月半経ったいま、ようやく黄色の汁が透明になってきました。
娘は相変わらず時々「おっぱい見せてー!(←むっちゃ喋るようになった)」と服をめくって「ウフフ」とスリスリしています。

断乳が成功したいま思うこと

2歳手前で断乳というと、世間よりは遅いかな、上の世代の人は今頃?って感じるだろうな、と、ついつい他人の反応を先取りして「お恥ずかしながら……」と枕詞を置きたくなります。

でも、私たちの場合はやはり今振り返っても、1歳半での断乳は無理だった。
娘も私も夫も、心の準備と、物理的な準備が整わなかった。

発達のいろいろな段階において、よそより早い、遅いはどうしても気にはなるんですけども、
「これが私達のタイミング。だから堂々としていよう」と、思いました。

よーし、今後は三人で美味しいご飯食べてくぞー!

【断乳まとめ】
2016年3月5日 生後9ヶ月、夜間断乳その後
2016年5月24日 夜間断乳後、寝不足でつらかったある日の日記
2017年4月11日 1歳11ヶ月で完全断乳。断乳成功したので経緯を書きます