赤ゲージ

毎日、床拭いて、娘と遊んで、ご飯して、お散歩して、仕事して、お風呂して、同じことの繰り返しで、それは安定した暮らしのはずなのに、先のことが思い描けずどこか心細い。

心細いので、娘が起きている間は娘にひっついて、娘が寝たら今度は夫にひっついている。
やらなきゃいけないことがあるのに、夫もお仕事で疲れているのに、ごめんねと言いながら夫の膝の上に転がっている。

「たぶんHP,MPがまんたんって状態が無いからだろうなあ。小さな子どもがいると完全に休むなどということはできないわけだし」
優しい夫はそう言ってくれるけど、夫だって完全に休める日なんてないじゃないか。

仕事と思えばなんでも仕事になってしまう。お風呂に入ることだってお手洗いに行くことだってご飯を食べることだって、「わざわざ」「しなきゃいけない」と思えば仕事だ。
そしてそうやって、生活を「仕事」にしているのは他でもない私だ。