待機児童現る

待機~ 児童~ 現る現る~~~。
世間で「保育園落ちた死ね」と話題ですが、テクニカも例に漏れず待機児童と相成りました。
(思うことはいろいろあるけれど、書き始めると長くなるし今の寝不足の頭では纏まらないからやめとこう)

産前に越してきたこの街は子育て世帯が多く、生活に必要な施設は大体近くにあり住みやすいけれど、それゆえ保育所については激戦区なんだって。

テクニカが新生児の頃から何か所も見学に行ったり、2か月訪問の保健師さんに相談したり、ネットで情報収集したり、いわゆる“保活”をしてみてわかったことは、0歳児クラスに入れなければ以降の入所は絶望的だということです。

あ~~~~。
小さな我が子ともっと一緒にいたいという気持ちもあるけど、激務薄給共働きを基本とする今の世の中では叶わないし、現状命削って育児しながら家で仕事してるし、未来で取れる選択肢が狭まるなら申し込むしかないじゃん0歳で。
うちはまだましだよ5月生まれだから。これ、早生まれとかだったらどうするの? 生後2ヶ月や3か月の子を4月入所で入れるのか? そうなのか…それしかないのか……途中入所が絶望的なのだから。

育休の取得を、育休の延長を、という声も聞かれるけど、企業体力のある会社でもきびしくない?
「入所できず待機児童になったので職場復帰できません。育休を伸ばしてください。数か月先で運良く入所できるかもしれませんが、保育所の途中退所なんて数名なので2年経っても3年経っても待機児童のままとなる可能性も高いです。それでも派遣の方などで繋いでポストを残しておいてください」って、酷すぎて言えへんやろ……。
なお、「住んでる場所を変えれば?」という意見の無責任さ、想像力の無さに至ってはツッコミを入れる気力が湧かない。

独身の頃から仕事で「偽装離婚をして点数を稼ぐか否か。子どもが入所できなければ仕事を辞めねばならず、育てていけない」といった話をたくさん耳にしてきたけど、ほとんど“運”ひとつで向こう3、40年のライフプランが立たなくなるって、本当に異常だよなあ。

30代前半の私の世代では経済的理由で二人目三人目を諦めるだとか、あるいは子ども自体を諦めるだとかそんな話も沢山聞かれるが、子どもを産みたいのに産めない国ってナンナンダー!
子ども手当はカブトムシ養う程度の金額しかないし控除もないし!
大泉洋ばりに「バカじゃないのぉ!!」と言いたい。

「国」は!!! 「人間」で!!! 出来てるやでーーー!!!

とはいえ、地方自治レベルでは本当にみんな親切です。
行政の保育所入所支援担当の方が土地勘のない私たち夫婦の親身になってくだすって、少し遠くの保育所の二次選考に応募することができた。
私の場合は自営業だから駅から遠くて倍率の低い保育所を薦められたけれど、他の一次選考落ちのお宅は、お母さんやお父さんの勤務地までの道々の何駅も向こうの保育所に応募するのだそうだ。グエグエ。

なにかとままならないけれど、みんなどうにか、「これでよかった」と思える未来に収まるといいなあ。

待機児童問題について思うこと - 生活思考 

「保育園落ちた死ね」の政治利用について – いつか朝日が昇るまで