これからのこと

私の占いは、少なからず、クライエントのお役に立てているようだ。
個別の案件については、守秘義務があるから触れられないけど、
この10年余り、特に占い師と名乗らずとも依頼が途切れなかったことや、
クライエントの「ありがとう」の一言、帰る時の姿勢、話す内容や表情の変化
その後の様子などを見ていると、自分のやっていることは間違いではないと信じられる。

会社を辞めてこれからだけど、自分が世の中の役に立てるなら
一度この方向でコマ進めようかなーと、考えている。
それが適材適所というもんだ。

みんなの相談を承ると、人間関係、仕事関係の悩みが圧倒的に多い。
大事な話を打ち明けてくれる方の抱えている荷物が少しでも軽くなれば、と、
カウンセリングやセラピースキルの取得に、今は力を入れている。

昨年は人間関係向上セラピスト養成講座(文字列だけ見るとなんか怪しい……)
に通った。
この4月からはキャリアカウンセリングの講座(GCDF-Japan)に通ってる。

GCDF、アメリカから輸入したキャリアカウンセリングプログラムなんやけど
さすがカウンセリング先進国のものだけあってめちゃ勉強になるわ……。
プログラムそのものが、「教わる」ではなく「体感」で、大切なことを伝えてくる。
あと、講師(ファシリテーター)の姿勢が素晴らしい。いや凄いわ……。
フア~っとしちゃってるセラピーやヒーリングの世界とは、一線を画しているよ。

※アメリカは戦争で傷ついた兵士を社会復帰させるために国費投入して
カウンセリングに力を入れてきてるから進んでるんだ。
日本ではカウンセリングは「病んでる人が行くもの」みたいな
イメージになっちゃっててもったいないと常々感じてる。
たぶん日本では「占い」が「カウンセリング」を担ってるんだと思う。

占いだけでは足りないと感じることはこれまでも沢山あったから、
カウンセリングや心理学の本はよく読んできたけど、やっぱ学校に
通うと違うね。
仲間と実践練習をすることで、聞く姿勢や心理療法の導入、
クライエントとの関わり方への意識がどんどん良い方に
変わってくのを感じている。

時間単位のお商売だし、物品が行き交うわけじゃないからあやふやな業界だけど、
だからこそ、より一層濃い時間を提供できるようにしてゆきたい。
一生勉強だなー。何にしたってそうか。