痔で入院することが決まったの巻

半ケツが出ました!半ケツが出ました!
結果は…… 痔! 痔です!!!

「看病疲れは後から出るから気いつけや」とは方々から言われてたけど
こういう形で出るとはね……。
いや、ほんと、物理的に何かが飛び出るとはね!!!

確かに母の闘病後半辺りからずっっっと、
お腹下してるか詰まってるかのどちらかだったけども!!!

肌も爪もボロボロで、「あー、内蔵各所もそうなんだろうな~」
とは思ってたけども……!!!

やっぱり、ずっとお腹壊している状況というのは相当良くないそうです。
消化物の酸が強い状態で消化器官やお尻を通過するから、ただれたり、痔になったり、
炎症している状態が長く続くとガンになったりするんだそうです。
しかし私の場合、激痛こらえてお医者さんに駆け込む一般の痔主の皆様ほど悪い状態ではないみたい。

……触診しながらお医者様曰く、
「4時の方角にⅡ度の痔核かな。そんなに腫れてないよ。痛みは感じないんだよね?」

何時の方角とか、戦闘員みたいでカッコいいな。
いや、敵はかっこよさとは程遠い”痔核”なんだけども。
あと尻に指突っ込まれるこの状況、新鮮すぎてめまいするわ。

「はい、痛みは全然無いです」
「うーーーーん、手術してもせんでも微妙なライン。……どうする?」

「えっ、このまま置いておくと、どうなるんですか?」
「良くなることは稀だけど痛みはないみたいだから、現状維持はできるよ」

「良くなることは稀だけど、現状維持はできる……。
逆に言うと、悪化する場合もあるっていうことですよね……?」

「生活習慣によってはありますね~」
「あの、わたし、ビール飲みたいし辛いもの好きです。好きな物が好きに食べられないのは
とても辛いし、いまお家に帰ったら、もう限界に悪化するまで病院に来ない気がしますがどうしましょう」

「……取りましょうか。では、取らせてください!」

お願いされた。

「はいお願いします」

本当は日帰り手術も可能だけど、付き添いの家族が居なきゃ駄目なんだそうだ。
近場に家族が居ないし彼も仕事があるから一泊二日ということになった。

……日帰りが可能な手術とはいえ、身体にメスを入れるわけだから負担がかかる。
誰か付き添える人は居ないか? と、お医者様に尋ねられたので、
実家は遠方で父は年中無休の飲食業を営んでおり母は死んだと伝えたら
お医者様もそれ以上言わなかった。

こういう時、彼と家族だったらいいのに、と思ってしまう。仕方ないけどね。

ひえー、人生初の入院がまさか痔とは。
そういうわけでどんなわけで。
4月7日、8日、ちょうど桜が満開の頃、私はどこかの病院で尻を出しています。

桜がほころびだしたら、私と、私の尻のことを少しだけ思い出して下さい。
(ほとんど呪いだな)