相変わらず明日が見えない

小学校からの友人カトーと一緒にバーに行ったら、彼氏そっくりな人が居た。
短髪で黒メガネで灰色のジャージで紫のTシャツでワンスターのスニーカー。加えて血液型はB型。
心臓がヒュンとしたよ。つうか、未だに本人じゃねえのかと疑う。

「同棲していた彼氏と別れたので、彼が出て行くまで家出してるんだ。私名義のマンションなのに!」
と話したら、元彼氏そっくりのその男は、
「彼氏、戻りたいから出て行かんのちゃうん? 俺やったら別れたら即行出ていくわ。
やって、おりたーないもん~」と言った。

あああああああ。
いや、その線は無いと思うのですがそんなこといわれたら揺れる。

私の元彼は腰の重たい子なんで!!!
どのくらい腰が重たいかと言うと、
大学6年生(小学校かよ。ばかじゃねーの)になっちゃったくらいなんで!!!
だから出て行かないだけだよ、きっと。と思いたい。
戻れるなんて期待をして叩き落されるのは嫌だ。

店を出て暫く後、その男がぱーっと追っかけてきて、
「またよかったら構ってください」と携帯出された。
へこむ。似たような人に、そういう軽いことされると、へこむ。

「同じ店で何度か会って、だんだん仲良くなるっていうんやったらわかるけどさー。なー。」
カトーと愚痴りながら帰った。

「人である前に女として見られると凄く悲しくなる」
……と、twitterでつぶやいたら、
「でも『人としては好きなんだけどねー』と言われるとそれはそれで悲しくなりませんか?」
とお姉さんに言われて、それも確かに、と思った。

わがままな話でござあますね。