夜の部屋

春から半年間、ルームシェアをしていた高校の後輩が、
転勤の為この部屋を出てゆきました。

帰宅するとき、マンションの下から同居人の部屋の明かりが
ついているかどうかを確認するのが癖になっていたのですが、
もう当然、部屋に明かりが灯ることなど無くて。
ああそういえば独り暮らしとはこういう孤独なものだったと、
ようやく大学生時代の感覚を取り戻しているところです。

今、引越した同居人に別れの挨拶をし損ねた私の彼がうちにきて、
真っ暗でなんにも無い同居人の部屋の真ん中に大の字になって転がってる。

私は転がっているA氏の右斜め上。
出窓の、丁度同居人の飼いリスが居た辺りに腰掛けて、足ぶらぶらさせてこれ書いてます。

家具の無い部屋はとにかく音が響くので、さっき、彼と私が大好きな
the pillows の、「funnybunny」を二人で歌いました。

「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」

学生の頃は「夢」というと将来の夢に直結していたけれど、
社会に出た今では違う風に聞こえるから不思議。

窓の向こう。遠くに団地が見えます。

わたし、団地のベランダ側が苦手でねー。
なんか、あの小窓一つ一つに「世帯」があって、
たとえば子育てに悩んでる主婦がいたり、ラブラブの新婚がいた り、
冷め切ったわけあり家庭があったり、壁一枚の紙一重でありとあらゆる
ストーリーが詰まっていると思ったら頭がグルグル気がおかしくなりそうになるんすよ!
まあそういうこというと友人や彼に「お前は神経質すぎる」と叱られるんですけど。

でもここから見える団地は安心だ。見えるのは玄関側だからね。
団地の玄関側は好き。

ドアは全部閉まっていてストーリーは隠されているし、
廊下の明かりは規則正しく並んでいて綺麗やから。

それを彼に言ったら、「確かに綺麗。好き。」と同意が得られたのでよかった。

私と彼もいい時があったりそうでもない時があったり、色々なんですが、
団地の廊下側の明かりがどうとか、こういうさもどうでもいいようなことで
価値観を共有にできるのは貴重だし、一緒に居たいと思う。

うまいことやっていこうと思いますわー。 うん、そうしよう。

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