すったもんだがありまして

冷蔵庫から出した桃を剥いているときに、ふと思った。

「すったもんだの末に~~」なんて言いますが、「すったもんだ」って凄い。ヤバい。
吸ったり揉んだり、やりたい放題じゃないですか。

しかも、「吸った」「揉んだ」……って、過去形。すがすがしいまでにやり遂げた感がにじみ出てる。

もう、ほんと凄い。凄い日本語を発見してしまった。
敗戦から五十余年。日本は愛国論を捨て、現代に至ってもなお私たち日本人は愛国心を取り戻せずにいますが、今なら私、心から言えます。

日本語は素晴らしい。

これから人様の色恋沙汰に卑猥なチャチャ入れをする時には是非、「吸った揉んだはあったのか」と、この言葉を使って行こうと思います。ええ。

……という発見を薬局のバイトちゃんたちに伝えたら、

「すったもんだ は、変換すると、「擦った揉んだ」になるはずですよ」
「吸ってないのか。擦ってるのか。」
「擦っ……………何を!!!」
「相互に……!?(なにが)」
「ヤバい。愛が垣間見えてきた。」

などという会話で持ち切りになり(仕事しろよ)