もらったりあげたりした

数日間、食品メーカーの祭典でマネキン(試食販売)のバイトしてきた。本日無事終了。
煮物のつゆやらそばつゆやらクリームチーズやら、いろんなものを貰って大荷物で帰ってきた。

家に帰ってくる途中、地下鉄の改札口で青年から
「これどうぞ。もう使わないんで」と、地下鉄のフリーパス切符を貰った。
昨日は電車でおばちゃんから飴貰ったし、続くなあ、と思いつつ、そういやそのあめちゃんがポッケにあるのを思い出して、「ありがとうございます」とあめちゃんを渡した。
ちょっと笑われてしまった。変だったか? そんなに…。

折角のフリーパスなのでなんばに出た。
ビッグカメラに通じる階段を昇っていると、

SE:ブッシァアアアアアアアア!!!!

目の前の黒い革ジャンの男性がサイダーを爆発させて飛沫が舞った。
「ヒィッ!!!」と声をあげるのは流石に心の中だけに留めたけど、リアクションの方までは抑えられなくて、私は思わず飛びのいてしまったよ…。
男のひと、もう、黒皮ジャンびたびた。きっと乾くとベッタベタ…。
「大丈夫ですか!?」
「あ、大丈夫です」
サイダー滴ってるのにか。
「そちらこそ大丈夫ですかっ? かかりませんでした?」
「大丈夫です。避けたんで。あ、ちょっと待って下さいね!」

…そういえば今日わたし、調味料メーカーさんから粗品のタオル貰った!!
ギュウギュウのカバンからタオルを引っ張りだす。と、ついでに調味料メーカーさんからもらった濃縮ラーメンスープの連なったやつがビロビローーーンと飛び出してきた。

「あの、これ使ってください!ラーメンスープも、ついでなんで、どうぞ。」
皮ジャン男は、ありがとうございます。本当にすみません、ありがとうございますと手放しで感謝して、タオルとラーメンスープを受け取った。

あの黒皮ジャンの男の日記には、「今日見知らぬ人にタオルとラーメンスープを貰った」と書かれるに違いない。
知らん人からあめちゃんもらうのは大阪の日常だけどラーメンスープはレアだと思うよ。実際。