イブ日記

一人寂しい今年のイブは、部屋で羅生門を読んで過ごしました。

「全然」という言葉は本来「全然~ない」と使われるべきで、「全然だめ」などと言う使い方は間違っている、と、
日本語の乱れを指摘する著書なんかでよく見かけるのですが、羅生門の中には2箇所もおかしな使い方をされている「全然」がありました。
「下人はこの老婆の生死が、全然自分の意志に支配されていることを意識した。」
太宰先生でさえこれなのだから、若いもんが「全然ダメ」と言おうが「全然平気」と言おうが、もう、大目に見たったらええんちゃうか、と思いました。

今日の夕飯は母に連れられ父母が切り盛りする居酒屋でご飯を食べました。
「今日うちの店(バイトに入っとる子ら、彼氏と彼女がおらんやつらばっかやねん。可哀相やからケーキ持っていってやろうぜー♪」と、オカン。
それはいいんですけど、ケーキにエビフライを乗せようとするのやめてください。