メモ ささきの話

昔、国語の先生が『かわいそう』と言う言葉には同情が含まれているから嫌いだって話をしてくれたことがあってね。

その先生、印象の薄い人だったん だけど、その話だけは鮮明に覚えてる。
「いや、同情を含まず心から弱者の力になりたくて『かわいそう』という言葉が用いられることだってあるだろう」と反感が湧いたから。

同情を含む『かわいそう』に相当する言葉と、同情を含まない『かわいそう』に相当する言葉の2語が用意されていれば誤解を招かず済んだろうけど、まあ日本語はこのうやむやさがいいのかも知れ無いね。